リングストロボ拡散板
サンゴの隙間や穴の奥など、ストロボ光が届きにくい部分の撮影にはリングストロボが有効です。ただ市販のリングストロボは非常に高価でしかも通常のマクロ撮影には不向きな場合があります。
そこで代用として、水中で着脱可能なリング状拡散板を考案しました。
通常のマクロ撮影用のストロボ光をこの拡散板に照射することにより、リングストロボに近い効果が得られます。
使用可能なレンズは105mmマクロ×2倍または3倍テレコン。
先端の直径が90mmのポート用に製作しています。
●材料
・アクリルパイプ(直径100mm/直径50mm)
・アクリル板(ミラー3mm厚/乳白2mm厚)
・ネジ(M4ステンレス45mm)
・フランジナット(M4ステンレス)
・ユリアネジ(ステンレス)
・ゴムシート(黒0.5mm厚)
・ウレタンシート(黒1mm厚)
・ミラーテープ
●作り方
ベース部(写真左)
直径100mmのアクリルパイプを長さ18mmにカットします。
周囲4カ所にユリアネジ用のネジ穴を切ります。
ミラーアクリル板を外径100mm・内径45mmのリング状にカットします。
支柱(45mmネジ)用の穴を4カ所開けます。
直径50mmのアクリルパイプを長さ40mmにカットします。
周囲にミラーテープを貼ります。
アクリルパイプとアクリル板を写真のように接着します。
支柱ネジ(4カ所)をアクリル板に固定します。

拡散板(写真右)
乳白アクリル板を外形100mm・内径50mmのリング状にカットします。
ミラーアクリル板と同位置に支柱ネジ用の穴を4カ所開けます。

拡散板の位置はフランジナットで調節できるようにしています。
ストロボ光が直接ポート内に入り込まないよう、中央パイプの内側には黒のゴムシートを貼っています。

ベース部の裏側には黒のウレタンシートを貼っています。
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