SIGMA180mmマクロ用フォーカスギア
Nexusハウジング用に製作しています。
この場合のポートの組み合わせはマルチエクステンションベース+ポートエクステンション40mm+マクロポート60です。
このレンズは直径が大きいため、マルチポートのフォーカスギア部とレンズとの間にスペースがほとんどありません。
そのため通常のギアの形状では薄くなりすぎ、製作が不可能なので細い金属棒をリング状に配置して、歯の代用とすることを考えました。
また、レンズ本体の距離スイッチは邪魔になるので取り外しています。
●材料
・アクリルパイプ(直径80mm/直径90mm)
・ステンレスバネ線(直径1.5mm)
・止めネジ
・ゴムシート(0.5mm厚)
●作り方
フォーカスギア(写真左)
直径90mmのアクリルパイプを長さ33mmにカットします。
ステンレスバネ線を20mmの長さに計82本カットし、切り口を研磨して、アクリル筒の内側に接着します。
Nexusのフォーカスギアをゲージにして、正確に位置を合わせます。
筒の4カ所にネジ穴を切り、止めネジを付けます。
この止めネジでフォーカスギアとパッキンを固定します。

パッキン(写真右)
フォーカスリングに取り付け、パッキンの役目を果たします。
直径80mmのアクリルパイプを長さ23mmにカットします。
さらに1カ所垂直にカットし、筒が広げられるようにします。
アクリルの反発により、取り付け時はフォーカスリングに密着します。

レンズプロテクター
このレンズは重くて長いので、レンズプロテクターが必要です。
ポート内でレンズ位置を固定します。
SIGMA180mmマクロと共通で使用できます。

ポート側(写真左)
直径90mmのアクリルパイプを長さ20mmにカットします。
さらに7mmの幅で1カ所垂直にカットします。
外側に4カ所、0.5mm厚のゴムシートを貼ります。
アクリルの反発により、ポートの内側に密着させることができます。

カメラ側(写真右)
直径80mmのアクリルパイプを長さ13mmにカットします。
さらに1カ所垂直にカットし、筒が広げられるようにします。
アクリルの反発により、レンズ先端に密着させることができます。
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